第96回アカデミー賞の輝ける腕時計たち:ロレックスからカルティエまで、セレブの選択を深掘り
- Categories ファッションニュース
第96回アカデミー賞授賞式では、受賞者やプレゼンターが身に着けていたラグジュアリーウォッチが話題となりました。ロジャー・フェデラーのロレックスからロバート・ダウニー・Jr.のJLCレベルソまで、レッドカーペット上には眩いばかりの腕時計がズラリと並びました。今回は、セレブたちの選択に込められた意図やストーリーを考察していきます。
1. コーディー・ジェファーソン氏のアメリア・フィクション監督賞受賞を彩ったオメガ スピードマスター ムーンウォッチ
話題となったのは、アメリカン・フィクションのコーディー・ジェファーソン監督が身に着けていたオメガのスピードマスター ムーンウォッチです。注目すべきは、白文字盤を採用したニューモデルであること。現時点でこの時計を着用しているのは、ジェファーソン監督とダニエル・クレイグのみ。監督が演じたアメリカン・フィクションの主人公は、ジェームズ・ボンドの親友であるフェリックス・ライターでもあることから、もしかしたらダニエル・クレイグの影響があったのかもしれませんね。
2. バッド・バニーのカルティエ タンク シンτρέ スケルトン
ラテン・トラップ界のカリスマ、バッド・バニーが身に着けていたのは、やはりカルティエのエレガントなタンク シンτρέ スケルトンでした。2018年発表のプラチナと18Kホワイトゴールド製で、リューズにはサファイア カボションが輝いていました。
3. カラム・ターナー氏のクラシックな装いに映えるIWC ポルトフィーノ オートマティック
ミニシリーズ「Masters of the Air」でブレイク中のカラム・ターナー氏は、ハリウッドで最も好感度の高い俳優の一人になりつつあります。デュア・リパの恋人としても知られる彼は、クラシックなブラックタイの装いに、ドレスウォッチの王道ともいえるIWC ポルトフィーノを合わせていました。
4. 裸で登場したジョン・シナのロレックス エクスプローラー II
史上初の裸でのプレゼンターとなったジョン・シナが身に着けていたのは、なんとロレックス エクスプローラー IIでした。バーケンストックのサンダル以外、彼はこの時計だけは脱がなかったようです。真のプロフェッショナルは、どんな時でも信頼できるパートナーを手放さないのでしょう。
5. ロバート・ダウニー・Jr.のジェガー・ルクルト レベルソ トリビュート クロノグラフ
ロバート・ダウニー・Jr.の時計選びは、彼のキャリアを彷彿とさせます。かつては派手で華やかなものが多かった彼の好みは、近年、クラシックで洗練されたものに変化してきました。今回彼が身に着けていたのはピンクゴールドのレベルソで、間違いなく受賞するであろう助演男優賞のトロフィーとも好相性でした。
6. ルイ・ヴィトンに身を包んだブラッドリー・クーパーのタンブール
ルイ・ヴィトンのアンバサダーを務めるブラッドリー・クーパーは、カスタムメイドのスーツと、ブランドの最新作であるタンブールをローズゴールドで合わせた装いで登場しました。このタンブールは、独創的なデザインで話題を呼んでいます。
セレブの時計選びには、単なるファッション以上の意味が込められていることが少なくありません。今回取り上げた時計たちは、受賞の喜びやプレゼンターとしての責任感、そしてセレブとしてのこだわりを物語っていました。